5つの選択肢に整理 専門家会合 トリチウムの取扱いで

4月24日、多核種除去設備による処理後のトリチウム水に関する資源エネルギー庁の専門家会合が開かれ、13年12月からの議論を整理した。

トリチウム水取扱いの選択肢としては、「地層中に注入廃棄」、「海洋放出」、「水蒸気として大気放出」、「水素に還元し水素ガスとして大気放出」、「固化またはゲル化し地下に埋設廃棄」の5つの選択肢の他、一時的な措置として「貯蔵」があげられ、これらと、希釈、同位体分離の前処理実施の有無とを組み合わせてリストの形にまとめた。

そのうえで、今後、さらに検討していく評価項目として、環境・水産物・人体への影響、処理期間、対策実施に係るコスト、技術的可能性、法規制上の困難さをあげている。


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