IRRS受入れ準備へ 規制委 規制に関する総合レビュー

原子力規制委員会は4月23日、15年末を目途に受け入れることとしているIAEAの総合的規制評価サービス(IRRS)について、基本的姿勢や、今後の準備体制・手順などを大枠で決定した。

IAEA/IRRSは、加盟国の原子力規制に関する総合的レビューを行うもので、日本では07年に受け入れたことがある。

IRRS受入れに向け、規制委員会としては、「勧告や助言事項を真摯に受け止め改善すべきところは積極的に改善」することを基本的姿勢に据え、今後の膨大な準備作業に向けて、規制庁内にIRRS室を設置し、自己評価書の策定、IAEAサイドとの調整などに取り組んでいくこととしている。また、レビュー対象は、規制委員会の所掌事項とし、除染や医療患者に対する被ばくは除外、さらに、福島第一発電所に関する廃炉ミッションなど、他のレビューで対象とされた事項については、除外または絞り込みを行うという。


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