事業所誘致で次世代研究開発 産総研「福島から世界へ」 県の魅力アピール

産業技術総合研究所シンポジウム「福島から世界へ」が4月18日、東京都内で開催された(=写真)。この4月に福島県郡山市に福島県再生可能エネルギー研究所が開設されたことにともなうもの。同研究所は、成果の当該企業移転を通じた新たな産業創出をめざし「被災地企業のシーズ支援プログラム」として、無償で技術支援を実施している。

佐藤雄平福島県知事は、これまでも原子力発電所などでエネルギー供給に貢献してきた福島県が、復興計画として県内各地で事業所誘致を行い、次世代に向けて研究開発を行っている例などを示した。

品川萬里郡山市長は、市内に482の製造業事業所が集積し、2016年春には福島県医療機器開発・安全性評価センター(仮称)も開所予定であることなどを挙げ、産官学連携の機会が広がる郡山市への事業所誘致に意欲を見せた。

また企業懇談会では、4月12日に東京・日本橋にオープンした福島県の情報発信拠点「日本橋ふくしま館『MIDETTE』」についても紹介され、日本酒など品揃え豊かな特産品の充実に自信を見せた。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで