「国としてもっと支援を」 文科相、福島へ

下村博文文部科学相は12日、福島第一原子力発電所と事故炉安定化の拠点となっているJヴィレッジを視察した。

下村大臣は、13日の閣議後会見で、現地で汚染水対策に取り組む多くの作業員らの努力を見て、「国としても、もっと支援をしなければならない」などと感想を述べ、東京電力から要望のあった廃炉に向けた遠隔操作技術の研究開発や、中長期的な廃炉人材の育成への協力に対し、適切に対応していくとの考えを示した。一方で、18年前半にはJヴィレッジを返還して欲しいとの地元要望については、東京電力に然るべき対応を申し入れたとしている。

また、記者団からの質問で、雑誌連載漫画での描写に関連し、風評被害が広がらないよう、文科省として放射線に関する国民の科学的理解の向上に努めていく考えを述べた。


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