放射性Srを非破壊で計測可能に 立教大学

立教大学の研究チームはこのほど、これまで困難だった放射性ストロンチウムの計測について、崩壊時にベータ線を放出する性質を利用し、非破壊で行う新しい方法の開発に成功したと発表した。

ストロンチウム90は、セシウム137と物理学的半減期はほぼ同じだが、カルシウムと類似し骨に蓄積されるため、内部被ばくへの不安から定量評価へのニーズが少なくない。一方で、ガンマ線をほとんど放出しないために、これまで計測が困難だった。

本研究では、放射性ストロンチウムが放出する高いエネルギーのベータ線を捉え評価することに着目し、存在量の多い放射性セシウムを大量に含む土壌に対しては、セシウムの放出するガンマ線の寄与を実測・評価して差し引くなどし、精度・感度は劣るものの、化学処理を経ずに短時間・低コストな定量評価を可能とした。


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