伊方の安全対策国に要望 愛媛県知事

中村時広愛媛県知事、長谷川順二同副知事らは27日、田中経済産業省政務官と会談した。

中村知事は、国への要望として、(1)伊方発電所の安全対策の強化(2)原子力防災対策の充実強化(3)電力需給安定化および電気料金の値上げの影響緩和対策等の実施(4)エネルギーのベストミックスの早期提示および新エネルギーの導入促進に対する支援の拡充――などを挙げた。

中村知事は会談後、現在原子力規制委員会で新基準に係る審査が進められている伊方発電所の再稼働について、安全を第一として最新の知見を反映した判断を期待するとし、使用済み燃料や最終処分などの出口戦略について国が責任を持って決定すること、また、避難計画に関し、導線となる道路の早急な整備の必要を述べた。


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