福島第一、汚染水対策の一環 凍土壁、本格着工

東京電力福島第一原子力発電所で2日、原子炉建屋内への汚染水の地下水流入を低減する凍土遮水壁の設置工事が開始された。1〜4号機を取り囲む延長約1500mに、凍結管を1mピッチで設置し、氷点下数十℃の冷却剤を循環させ凍土壁を造成するもの。この日、今後およそ1500本設置する削孔のうち、最初の一本のボーリング作業が始まった。14年度末にも凍結開始、15年度上期に凍結完了する計画だ。

また、同日、地下水バイパスで、一時貯留タンクから833トンが排水された。排水は、5月21日に開始されてから3回目となる。


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