「緊急時即応班」設置へ 中部電力

中部電力の水野明久社長は、5月27日の記者会見で、浜岡原子力発電所の初動対応体制の強化として、「緊急時即応班」を設置することとし、7月にも立ち上げ準備を開始すると発表した。福島第一原子力発電所事故の教訓から、現場の初動体制が事故収束には重要との考えから、プラントの安全性向上対策と並行して取り組むもの。

「緊急時即応班」は、訓練を積んだ従業員が発電所に常駐するもので、夜間休日に事故が発生した場合、発電所対策本部が立ち上がるまでの間、当直長の指揮命令の下、初動対応の中心的な役割に就く。初動対応を専門的に行う組織として、メンバーは、重機によるアクセスルートの確保、電源車による電源確保の他、いかなる状況にも臨機応変に対応できるよう、平時にも事故を想定した訓練や、重大事故対応設備の巡視・点検を行う。


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