子どもたち、泥んこで田植え 広野町

真夏を思わせる天候の中、福島県広野町で、住民有志のグループ「広野町がんばっ会」主催により、子ども対象の田植え体験イベントが1日、開催された(=写真)。

参加した12人の子どもたちは、最初はおそるおそる田んぼに入っていくものの、5分も経たないうちに泥んこになって、田んぼの中のアメンボやオタマジャクシに歓声をあげながら、田植えを楽しんだ。

田んぼの場所を提供した新妻良平さんは、双葉郡でもコメをつくって風評被害の払拭に努めたいと、震災翌年から作付けを始め、検査の上、安全が確認されたコメを販売してきた。広野町は、サッカーW杯日本選手代表団にも、コメを30kg提供した。戦地ブラジルで、選手たちは広野町からのパワーを吸収し、グラウンドで大いに活躍することだろう。

新妻さんは、「双葉郡で、子どもたちが安全に元気に泥んこになって遊ぶことができることを広く伝えたい」と話していた。


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