IAEA協働センターに指定 放射線被ばく者医療協議会 認証プレート授与式典開催

広島市にある放射線被ばく者医療国際協力推進協議会は5月26日、市内のホテルで、放射線影響と健康に関する人材育成の分野で国際貢献するIAEA協働センターに指定されたのを記念し、認証プレートの授与式典とセミナーを開催した。

同協議会は、広島の原爆惨禍の経験を活かし、世界の被ばく者医療への貢献と国際協力推進を目的とする組織で、これまで、チェルノブイリ事故に伴う放射線被ばく者医療支援のほか、国内でも、福島第一原子力発電所事故の際、県の要請を受けて、避難住民の被ばく線量測定のため、専門家を派遣するなどしている。また、世界各地で放射線被ばく者の治療に当たっている医療従事者に対し、技術指導や医療情報の提供などを行うため、海外からの研修生受入れも実施している。

記念式典では、IAEAのレティ・チェム・ヒューマンヘルス部長から、協議会の大久保利晃会長に、認証プレートが授与された。国内でのIAEA協働センターへの指定は、放射線医学総合研究所に次いで2番目となる。


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