環境評価書で意見募集 中国のCAP1400計画

中国環境保護部は3日、ウェスチングハウス(WH)社製AP1000をベースに中国が開発したCAP1400を2基、山東省石島湾に建設する計画について、環境影響評価書(EIA)へのコメントを3日から9日までの土日を除いた5日間に限り一般市民から募集すると発表した。

中国型AP1000の標準設計「CAP1000」の出力を140万kWに拡大したCAP1400からは中国が知的財産権を保有。実証炉プロジェクトと位置付けられた「栄成石島湾原発建設計画」により、中国が第3世代設計の高度な技術の導入と吸収に成功したことを証明する考えだ。

第3世代炉の技術導入・国産化を担当する国家核電技術公司(SNPTC)によると、2008年にCAP1400の概念設計を完了したのに続き、11年には基本設計も完了した。サイトは威海市栄成、12年に20万kW分の高温ガス炉建設が始まった地点の隣接区域で、予備的実行可能性調査報告書はすでに承認済み。安全性分析報告書とEIAを国家核安全局と環境保護部に提出する段階に来ている。

投資額は423億元(約7000億円)を見込んでおり、SNPTCと中国華能集団が出資するほか、銀行融資による資金調達も行う。2年前の開発スケジュール通り進展すれば、今年中にも最初のコンクリート打設が行われることになる。


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