経験最大限活かし 田中氏 規制委 石渡氏 「科学的に判断」

このほど国会同意が得られた田中知氏(東京大学教授)と石渡明氏(東北大学教授)が13日、今後のスムースな引き継ぎのため、規制委員会参事に任命された。2氏は、同委庁舎内で記者団との質疑応答に応じた。田中氏は、「人と環境を守る」という規制委員会の使命を果たすよう、「原子力教育、研究の経験を最大限活かす」などと抱負を述べたほか、原子力学会で事故調査を取りまとめた経験に関しては、「提言を出して終わりではない」として、さらなる継続的改善の必要を強調した。また、福島第一原子力発電所の安定化については、「廃炉に伴うトータルなリスクを低減していく」よう、規制委として、着実に監視・評価を行っていく必要を述べた。(=写真)

石渡氏は、「身の引き締まる思い」などと重責を認識した上で、敷地内破砕帯評価に係ったことなどを踏まえ、「地質学が非常に大事なことを実感。知識、経験が役に立つのでは」と、委員就任に至った思いを述べた。また、今後の活断層評価に関しては、「データに基づいて科学的に判断するのは当然のこと」と明言した。

田中知氏(たなか・さとる)1977年東大院工学系研究科博士課程修了。同学原子力国際専攻教授、また原子力委員会、文部科学省、経済産業省などで、多くの委員を務めたほか、原子力学会会長(11年6月〜12年6月)として、事故調査、福島の復興活動などにも貢献した。64歳。

石渡明氏(いしわたり・あきら)現在、東北大学東北アジア研究センター教授。地質学会会長(12年5月〜14年5月)として、規制委員会の敷地内破砕帯評価に関するピアレビュー会合の座長も務めた。61歳。


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