福島に研究拠点整備へ 廃炉国際共研 国内外の叡智を結集

下村博文文部科学相は、20日の閣議後会見で、福島第一原子力発電所廃炉対策に向け、国内外、産学官の叡智を結集し、中長期的課題に取り組んでいくための「廃止措置等研究開発加速プラン」を発表した。

下村文科相は会見で、去る5月に福島第一原子力発電所を視察した際の所感として、現場で作業に携わる従事者の労力とともに、今後の燃料デブリ取り出し、臨界管理といった課題から、廃炉工程を加速化する必要を痛感したなどと述べた。その上で、これら中長期的課題に対処するため、研究開発、人材確保の拠点となる「廃炉国際共同研究センター」(仮称)を福島に整備することとし、首相他、経済産業相、環境相、復興相とも了解に至ったとしている。


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