役員人事異動と組織再編 NUMO 新理事長に近藤駿介氏が就任

原子力発電環境整備機構(NUMO)は1日付で、役員の人事異動、組織再編を実施した。役員人事は、特定放射性廃棄物最終処分法に基づき、経済産業相の認可を受け、理事長に前原子力委員長の近藤駿介氏、副理事長に元関西電力社長の藤洋作氏が就任したほか、5名の理事が交替、そのうち専務理事として前副理事長の西塔雅彦氏が当てられた。

同日、近藤理事長は就任会見で、高レベル放射性廃棄物処分は、「原子力の利益を享受した現世代として最大限の努力」が必要との認識を示し、国や事業者とも連携し、技術開発や情報提供に取り組んでいく姿勢を表明した(=写真)。

また、組織再編は、広報活動と立地活動を一体的に行うことにより、対話活動を着実かつ効果的に進めるため、「広報部」と「立地部」を統合し「地域交流部」を設置、ガバナンス強化を図るため、「企画部」を「事業計画部」に改めるなどした。

近藤駿介氏(こんどう・しゅんすけ)1970年東京大学大学院工学系研究科修了。同学工学部教授、原子力研究総合センター長などを歴任。通産省の総合エネルギー調査会委員などを務め、04年1月に原子力委員長就任(〜14年3月)。71歳。


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