福島第一対策や安全確立に重点 来年度予算方針案

原子力委員会は1日の定例会で、「平成27年度原子力研究、開発及び利用に関する予算の基本方針」の策定方針案を取り上げた。原子力委員会設置法改正の施行後、予算については委員会の所掌事務を離れるが、現行法に基づき議論した。

同方針案は、(1)福島第一原子力発電所周辺地域における取組(2)福島第一原子力発電所の廃止措置に向けた中長期的取組(3)安全文化の確立と原子力発電の活用に必要な取組(4)高レベル放射性廃棄物の最終処分に向けた取組(5)原子力研究開発の取組(6)原子力人材の確保・育成の取組(7)国際社会における責任ある一員としての取組――を列挙。委員からは、100年後も見据えた視野から原子力利用を考慮すべきことや「放射線利用」の言葉を入れたいなどと要望があった。


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