陸側凍土壁削孔進展 福島第一廃止措置 4号機クレーン点検へ

資源エネルギー庁は6月27日、福島第一原子力発電所廃止措置の進捗状況を発表した。

同2日に掘削が開始された1〜4号機を取り囲む陸側凍土遮水壁工事は、26日時点、42か所で凍結管設置の削孔を完了した。

5月21日より運用を開始した地下水バイパスは、7回の排水を完了し、6月26日までに、合計8635立方mを排水した。

4号機使用済み燃料プールからの取出し作業は、天井クレーンの点検のため、9月上旬にかけて中断、さらに、1号機使用済み燃料プールからの取出しに向け、7月より建屋カバー解体に着手する。

9月末に完成を予定する暫定事務棟は、第T期工事の完了を受け、これまで福島第二原子力発電所構内で執務していた約400人の要員が7月中に移転する運びだ。


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