リスク評価など強化 日本原燃電源開発 安全性向上対策発表

日本原燃は6月27日、リスクマネジメント体制の強化など、自主的・継続的な安全性向上の取組を発表した。

「安全本部」新設(同30日)によるリスクマネジメント体制の強化では、全社大の安全に係る事項の統括・調整、防災訓練、リスク評価、リスクコミュニケーションの充実・強化を図る。また、リスク評価では、今後3年程度で、PRA手法による重大事故に対する施設の課題把握を図り、さらなる安全性向上の方策を検討していき、長期的には、リスク情報を踏まえた運転・保守、リスク評価技術者の育成なども視野に入れたロードマップを示した。

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電源開発は20日、原子力の自主的・継続的な安全性向上の取組を発表した。同社では現在、大間原子力発電所が建設中となっている。

経済産業省のワーキンググループの提言を踏まえ、運転中の原子力発電所を有する10電力より既に安全性向上の取組が出そろっているが、各社とも、今後、電力中央研究所に設立される「原子力リスク研究センター」とも連携し、安全性向上に向けて不断に取り組んでいく。


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