福清4でドーム屋根の設置完了 中国

中国核建集団公司(CNECC)は6月24日、福建省の福清原子力発電所建設サイトで4号機(PWR、108.7万kW)のドーム屋根を原子炉建屋に据え付けたと発表した(=写真)。これにより、同炉の建設作業は大型機器の設置段階に移行する。

同発電所では2008年11月にT期工事である1、2号機の着工式を開催しており、最終的に100万kW級PWRを6基建設する計画。現在、最初の4基について建設作業中だが、これらはすべて、中国核工業集団公司(CNNC)が自主開発した秦山T原子力発電所(PWR、30万kW)をスケールアップした「CP1000」設計となる。ただし、5、6号機は第3世代技術を導入した「ACP1000」を採用すると見られており、AP1000などの外国技術の導入国産化と並行して国産の炉型戦略も安全性の改善を着実に進めている。

福清サイトでドーム屋根の据え付けを実施するのは今回で4回目。重さ165トンの4号機用ドーム屋根は、吊り上げから設置まで1時間ほどで完了したとしている。


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