英NuGen社の株取引を完了 東芝

東芝は6月30日、英国西カンブリア地方で原子力発電所の建設を計画しているNuGen社の株について、仏GDFスエズ社との取引を完了したと発表した。昨年12月にスペインのイベルドローラ社からのNuGen社株50%に続き、GDFスエズ社からも10%の株取得手続きを終えて、NuGen社の筆頭株主となったもの。

これにより、2024年以降、3基・340万kW分のウェスチングハウス(WH)社製AP1000を順次稼働させるというムーアサイド・プロジェクトは着実に前進。同発電所の建設に必要となる土地の賃貸借契約延長についても、英原子力デコミッショニング機構(NDA)との取引が完了したとしている。

NuGen社は今後、最終的な投資判断が予定されている2018年末までに、規制や認可、商業活動に関する多岐にわたる準備を進める予定。年内はサイト調査をはじめ、施設レイアウト等についての予備調査やステークホルダーとの協議に向けた準備が注力事項になるとしている。


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