放射線治療装置を受注 重工、広島の先端施設から 動体追尾照射の機能搭載

三菱重工業は24日、広島県に15年秋開業予定の高精度放射線治療センター(仮称)向けに、動体追尾照射機能搭載の放射線治療装置「Vero4DRT(=写真)」を受注したと発表した。

同センターは、広島県を整備主体として、JR広島駅北口の再開発地区に建設中の最先端がん放射線治療施設。

三菱重工業がこのほど受注した「Vero4DRT」は、呼吸などで揺れ動くがん病巣を、リアルタイムにモニタリングしながら追尾し、狙った病巣にピンポイントでX線を連続的に照射するほか、照射部位における線量分布の強度を変調させ、多方向から照射することで、複雑ながん病巣の形状に適合した高線量領域を作り、周辺の正常細胞への照射線量を減らす強度変調放射線治療(IMRT)にも対応している。


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