「もんじゅ」の安全確保の考え方示す

日本原子力研究開発機構は7月31日、「もんじゅ」の安全確保の考え方を取りまとめ、原子力規制委員会に提出した。13年12月より、安全対策ピアレビュー委員会を設置し、福島第一原子力発電所事故の教訓やナトリウム冷却高速炉の特徴などを踏まえ、科学的・技術的知見に基づく検討を行い、重大事故発生時の対策を含む要求事項16項目を整理したもの。

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原子力機構は4日、原子力規制委員会に、「もんじゅ」の組織を保守管理上の不備問題への対応とプラント維持管理に専念できる組織に改編するため、保安規定変更申請を行った。敦賀本部下部組織の「高速増殖炉研究開発センター」を、「高速増殖原型炉もんじゅ」と改称し、支援組織として新設する「もんじゅ運営計画・研究開発センター」とともに、理事長直轄に位置付け、ガバナンスの強化を図る。


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