ドール4の再稼働、来年に持越 ベルギー

ベルギーのエレクトラベル社は14日、蒸気タービンからの潤滑油喪失により5日に自動停止したドール原子力発電所4号機(PWR、106万kW)について初期段階の原因調査結果を公表した。当該機器の一部を開けて分析したところ、同炉を年内に再稼働させることは難しくなったとの見方を示している。

同社は4号機の停止直後にベルギー連邦原子力規制局(FANC)の専門家チームとともに損傷原因の徹底調査を開始しており、7日付けの経過報告では非原子力部分の潤滑油タンクで何らかの人為的介入により放出弁が開いていたのが原因だと発表した。FANCも、3つある補助給水ポンプの1つが技術的問題により使用不能である以外に問題はなく、国際原子力事象評価尺度(INES)でレベル1に評定される事象だと明言。機器交換の必要性を含めたフォローアップ活動についてエレクトラベル社と評価中だとしていた。

しかし、今回の発表でエレクトラベル社はタービン発電機の高圧部分に重大な損傷が発生している可能性があると表明。低圧部分の調査が完了した時点で、修理のために一層詳細な評価時間が必要になるとしている。


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