PETとCT一体で超高感度 GEヘルスケア

GEヘルスケア・ジャパンは、8月29日、PET(陽電子放射線断層撮影装置)とCT(コンピューター断層撮影装置)を一体化したPET/CT「Discovery(ディスカバリー)」シリーズの最新機種である「Discovery IQ(ディスカバリー・アイキュー)」(=写真)を発売すると発表した。

新たなPET検出器であるライト・バースト・ディテクター搭載。検出器幅が体軸方向に最大26cmとなる拡張性を持たせ、今までにない圧倒的な高感度を実現し、かつ、従来の画像再構成法ではできなかった「画質」と「定量精度」双方の両立と向上を実現した最新PET画像再構成機能であるキュー・クリアも搭載した。これにより、がん治療における診断能向上が期待されるとともに、治療前後の効果を比較判定する際に使用するSUV(PETで使用する診断薬の集積度合を示す数値(定量)指標)の信頼性・安定性も改善され、より客観的な治療効果の検証や新たな治療法への迅速な切り替え判断などが可能になる。

また、日々のオペレーションワークフローの面でも、検出器の超高感度化により検査時間の劇的な短縮(同社比感度約2倍)、放射性薬剤線量の減衰した低投与下検査での高画質化を実現(同社比)。これにより、無駄な検査の削減と検査スケジュールの自由度の拡大が可能となり、ひいては患者の時間的負担も軽減する。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで