規制委、川内の審査書を了承 新規制基準に適合 意見公募を経て結論

原子力規制委員会は10日、九州電力川内原子力発電所1、2号機の新規制基準適合性審査について、パブリックコメント、原子力委員会および経済産業省への意見聴取結果も踏まえ、同社の申請した本件の原子炉設置変更を許可することとした。13年7月に原子力発電所の新規制基準が施行されてから、適合性に係る審査書がまとまるのは初めて。

九州電力は、新規制基準が施行してすぐの13年7月、規制委員会に申請書を提出した。3月13日には、「大きな審査項目をクリアできた」ことから、優先的に審査を進めるプラントとされ、以降、同社より三度の補正書提出を経て、7月16日に審査書案の取りまとめに至り、1か月間の科学的・技術的意見募集が行われた。規制委はこのほど、寄せられた意見に対する考え方を取りまとめ、審査書案の「結論に変更はない」として、原子力委員会および経産省への意見聴取結果も踏まえ、原子炉設置変更許可の判断となった。審査書案に対する意見の総数は計1万7819件に上った。

今後工事計画等の認可の審査、さらに地元の同意を得るなど再稼働への手続きが残っている。

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「今後も着実に審査を進めていく」 田中規制委員長

同日午後、原子力規制委員会の田中委員長は会見し、冒頭発言の中で委員長は川内1、2号機の原子炉設置変更許可に関し、「運転上に求められるレベルの安全性を確保することを確認した」とした。また記者団からの質問に、「ひとつの大きなステップを踏み出したことになるが、今後も着実に審査を進めていく」との考えを示した。


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