原子力機構中期目標変更へ 文科省が諮問

文部科学省他は16日、日本原子力研究開発機構の中期目標変更について、原子力委員会に諮問した。

高速増殖炉サイクル技術については、従前の実用化研究開発に替わり、放射性廃棄物の減容・有害度低減等の観点を追加するなどした。「もんじゅ」については、4月に閣議決定されたエネルギー基本計画に従い、本格運転を目指した研究開発を実施するが、原子力規制委員会による保安措置命令を受け、安全最優先の運転管理体制となるよう見直しを進め、「もんじゅ研究計画」に示された研究開発の実施に向け、課題克服を図るなどとしている。

また、福島の再生・復興に向けた取組の促進の観点から、福島事故対応を踏まえ実施している廃止措置関連の研究開発について明確化。さらに使用済み燃料の処分について、幅広い選択肢を確保する観点から、直接処分の実現可能性を検討することが追記された。


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