アルツハイマー診断に貢献 日立製作所 イーライリリー RI合成設備販売契約

日立製作所と新薬開発を行う日本イーライリリーは8日、日本国内における放射性医薬品合成設備「NEPTISR plug‐01」の販売基本契約を締結したと発表した。本設備は、アルツハイマー型認知症に関係する脳内アミロイドベータプラークをPET検査で可視化できる「florbetapir(18F)注射液」を医療機関で合成するためのもので、7月に日本イーライリリーが医療機器製造販売承認を取得している。今回の基本契約に基づき、日立は9日より販売を開始し、導入エンジニアリングから運用サポートまで、幅広くサービスを提案していくこととなる。

アルツハイマー型認知症の原因の1つとして考えられるアミロイドベータプラークを可視化するための薬剤や、それを合成する装置は、これまで日本国内で承認・販売されていなかった。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで