浜岡で地震・津波観測の実証試験

中部電力は16日、海洋研究開発機構が開発した「地震・津波観測監視システム(DONET)」の観測データを受信する実証試験を、浜岡原子力発電所で開始したと発表した。2016年3月までデータの品質や通信回線の安定性を検証したうえで、中部電力が津波の早期検知や到達時刻の予測などを目的に開発を進める「津波監視システム」に組み込む。このシステムは津波の早期検知と到達時刻・高さを予測するため、複数の津波監視技術を組み合わせたもの。このシステムの構成データのひとつとして、DONETの観測情報を用いることを検討し、2013年10月に海洋研究開発機構と三重県尾鷲市との間で、DONET観測情報の活用に関する協定を締結している。


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