廃棄物処理施設でEPC契約 英国

英国最大の原子力複合施設セラフィールド・サイトを管理するセラフィールド社は9月29日、ガス冷却炉(マグノックス炉)から出た廃棄物を長期貯蔵用に封入処理する施設(BEP)の建設プロジェクトについて、エンジニアリング・資材調達・建設(EPC)作業の枠組契約をAMEC社、ジェイコブス社、およびバルフォア・ビーティ社の3社による合弁事業体と締結した。

BEPは同サイトの最も危険な古い施設を浄化する「マグノックス不要物貯蔵庫(MSSS)」プログラムの不可欠な要素で、サイト内のMSSSから回収された廃棄物をセメントで固め、長期間の貯蔵が可能となるよう容器に封入する設備。初期のマグノックス炉の燃料冷却プールも含め、サイト内にあるその他の施設の廃止措置から出る廃棄物の処理もBEPで行うことになる。

EPC枠組契約の総額は2億4000万ポンド〜3億3600万ポンドで、3社はこれを均等に分配するものの、少なくとも20%分は地元の中小企業を参加させると約束。今年の第4四半期から始まる4年間に、プロジェクト管理から設計、エンジニアリング、資材調達、設置、建設管理、非稼働性試運転、引き渡しに至るすべてのサービスを提供するとしている。


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