今後も情報発信を 岡原子力委員長 IAEA総会所感

岡芳明・原子力委員会委員長は30日の原子力委員会で、IAEA総会出席のためのウィーン出張について報告した。

総会会期中、山口科学技術相の随行で天野事務局長、E.モニッツ米国エネルギー省長官、B.ビゴー仏原子力・代替エネルギー庁長官と会談(=写真)した。また、ライオンズ米国エネルギー省次官補、メザーブ・カーネギーメロン研究所理事長、グライムス英国外務省主席科学顧問、ヘルダン独経済エネルギー省エネルギー対策局長、ヤッソ・エジプト原子力発電機構長官、マグウッドOECD/NEA事務局長、IAEAの各事務次長らとそれぞれ意見交換を行い、政府のエネルギー政策、福島第一原子力発電所事故対応、安全対策などの状況や、原子力平和利用政策についてもエネルギー基本計画で述べられていることを説明した。

岡委員長は所感として、福島第一原子力発電所事故の日本側の取り組みが進展し、状況が安定しているとの理解が得られているが、事故が国際社会に与えている影響を考え、福島のオフサイトの復旧、オンサイトの廃炉措置の遂行と情報発信に努めることが今後も大切であるなどと述べた。


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