ベトナム研修生が巣立つ −東海大プログラム修了式にて−

ベトナム電力公社(EVN)から選抜された発電所幹部候補生に、原子力分野の専門技術教育を施す東海大学の研修プログラムの第1期生修了式がこのほど、東海大学校友会館(東京・霞が関)で行われ、日本での2年間の研修を終えた15名に修了証書が授与された。また、合わせて第2期生の開講式も行われ、新たに9名の研修生が迎え入れられた(=写真上)。

本研修プログラムは、東海大学とともに、ベトナム・ニントゥアン省の原子力発電プロジェクト推進に向けた人材育成の協定書に基づき、国際原子力開発(JINED)が参画し、国内の電力会社やメーカーにおける現場研修などで協力・支援を図っている。

修了式に出席したEVNのタイン社長は、日本関係者への謝意とともに、「人材育成はプロジェクトの成功をもたらす重要なこと」などと述べ、今後の研修生の活躍やプログラムの継続に期待をかけた(=写真中)。

また、式終了後の懇親の場で、JINEDの武黒一郎社長が挨拶に立ち、「ニントゥアンで一人前の技術者として、これまで学んだことを活かして欲しい」などと、修了生たちを激励した(=写真下)。

修了生からは、原子力安全文化の体得、日本の学生との交流など、研修の成果に関する声や、「若い力でベトナムの原子力発電所建設に貢献したい」という意欲も聞かれた。


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