原子力担当企業の合弁を承認 ポーランドの独占禁止監督機関

ポーランドで企業合併の承認権限をもつ競争・消費者保護局(UOKiK)は9日、同国初の原子力発電所を建設・運転するために設立されたPGE・EJ1社に、新たに国内の電力・エネルギー企業3社が出資参加することを承認した。

PGE・EJ1社の株式はこれまで、国営電力のポーランド・エネルギー・グループ(PGE)が全株を保有。このうち30%を電力大手のTAURON社とENEA社、および銅鉱採掘企業のKGHM社に10%ずつ売却するという株主協定案について、関係各社が昨年9月に仮調印していた。

UOKiKは今年8月からこの合弁事業体創設案に関する分析を開始した。その結果、同国初の原発が2025年以降に完成すれば発電市場に占める原子力のシェアは7%になるが、これによって電気事業3社の発・送電市場における立場が増強されるわけではなく、競争原理の制限にはつながらないと判断。同原発建設計画にゴーサインを出すと明言した。

ポーランド政府は今年1月、改定版の原子力開発計画(PPEJ)を公表しており、09年に発表した開発ロードマップから全体的に4〜5年、日程を先送りすることを決定。2つのサイトで最終的に合計600万kWの完成を目指すが、今年初頭から16年末までの第1段階では第1原発の建設サイトと採用設計を決定するとした。PGE・EJ1は現在、巨額の建設費を分担できる戦略的パートナーや原子炉メーカー、エンジニアリング・資材調達・建設(EPC)契約請負業者、燃料供給業者などを選定中である。


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