汚染をリアルタイム遠隔監視 マルチコプター 1月から販売・提供

放射性物質などのサンプリング・測定分析技術を持つ日本環境調査研究所は8日、飛行ロボット「マルチコプター(=写真)」を利用した環境汚染物質の遠隔測定や挙動調査に関する実証試験を行っているが、年内にも試験を完了させ、15年1月より測定システムの販売・提供サービスを開始すると発表した。

これは、「マルチコプター」の国産メーカーで、操縦・空撮技術により火山観測や災害調査などのサービスを提供するエンルート社他と共同で開発を行っているもので、先に環境調査研究所がNTTデータと開発したリアルタイム遠隔放射線監視システムの他、黄砂や微小粒子状物質PM2・5計測用のデジタル粉塵計など、様々な有害物質を計測できるセンサーを搭載し、人の立ち入れない場所の環境汚染物質の挙動調査や、予測シミュレーションに役立てることとしている。


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