化石燃料多消費に警鐘鳴らす 世界の学者ら 科学技術と人類の未来を議論

世界の100の国・地域・国際機関から、各界のリーダーらおよそ1000名が一堂に会し、科学技術と人類の未来について、話し合うSTSフォーラムが5〜7日に、京都で開かれた。

今回フォーラムが発表した声明文で、世界のエネルギー情勢に関しては、長期的に、「化石燃料の継続的な消費は地球環境が受容できない負荷を強いる」として、多様なエネルギー源の必要を述べているほか、原子力については、重要なオプションの1つとなるとする一方で、安全確保、核セキュリティ、核不拡散の強化が重要だと指摘している。

また、声明は結びに、「地球の資源は有限であり世界の人口を無限に増加させるべきではない」と警鐘を鳴らし、人類の状況について、100年または500年の長期的視点で考えるべきとしている。


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