ボーグル3の増設工事が進展 米国

米国で約30年ぶりの新設計画であるボーグル原子力発電所3、4号機(110万kWのウェスチングハウス社製AP1000、2基)をジョージア州で増設中のサザン社は21日、3号機の原子炉系統部分に重さ18万ポンド(約82トン)のCA05構造モジュールを設置したと発表した。2017年以降の完成に向けて建設計画はまた1つ大きな節目を迎えている。

CA05モジュールは格納容器内部に設置される補強鋼板製の構造物で、内側はコンクリートで満たされる予定。格納容器の構造を支えるとともに容器内の空間を仕切る役目を担う。

今年は同様の大型モジュール設置作業が目白押しで、2月に4号機で92万ポンドの円形建設架台を据え付けたのに続き、3月に220万ポンドのCA20モジュールを3号機に設置。最近では3号機の格納容器ボトムヘッド上部に、高さ約15m、重さ190万ポンドの下部リング取り付けが完了した。


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