「地域に向き合って」人材WG 信頼構築めぐり議論

総合資源エネルギー調査会の安全性向上、技術・人材に関するワーキンググループは10月28日、委員の秋庭悦子氏(消費生活アドバイザー)より国民との信頼関係構築に関するプレゼンを受け、意見交換を行うなどした。

秋庭氏は、立地地域と消費地とが対話する「エネルギートークサロン」の開催や、フランスの地域情報委員会(CLI)視察の経験を踏まえ、信頼関係の構築に向けて、「情報公開することが透明性ではない」として、双方向によるコミュニケーションの必要などを述べ、今後、ワーキンググループが議論していく自主的安全性向上のロードマップについても、国民理解が得られるよう問題を提起した。

この他、会合では、東京電力、関西電力他、事業者より原子力の自主的安全性向上に向けた取組状況について説明があったのに対し、委員からは、原子力安全推進協会による評価や、「安全というのはまずは人」として、地域と向き合ったコミュニケーションの必要性などを指摘する意見があった。


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