再処理竣工16年3月へ 日本原燃 審査長期化で見直し

日本原燃は10月30日、六ヶ所再処理工場のしゅん工時期を、14年10月から16年3月へ変更すると発表した。

六ヶ所再処理工場については、原子力規制委員会に、新規制基準に係る適合性審査が14年1月に申請され、現在も審査が継続中となっている。

原燃では、当初見込んでいた審査期間を6か月から18か月に、対策工事については、工事計画認可後でなければ実施できないものもあることから、審査終了後4か月から同9か月に見直しを図った。また、地質関連で、トレンチ調査などの結果については、12月にも中間報告を取りまとめることとしている。

同社では、これまで時間を要していたガラス固化設備の試験は13年5月に終了していることから、しゅん工に向けた技術は確立できているとしている。


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