40年超運転に向け特別点検 高浜1、2 原子炉など健全性確認

関西電力は1日、高浜発電所1、2号機について、法令に基づき、運転期間延長認可申請に必要な特別点検を開始した。

高浜1、2号機は、運転開始から、それぞれ40、39年が経過しており、40年を超過して運転するためには、新規制基準に係る適合性審査の他、原子炉などの設備劣化状況把握のための特別点検の結果を添えて申請、認可を受ける必要がある。原子力規制委員会への申請期限は、新法施行後の特例として、15年7月までとなっている。特別点検では、原子炉容器溶接部の超音波探傷試験による欠陥有無の確認、コンクリート構造物の試料採取による強度確認などを行う予定で、1日には、原子炉格納容器鋼板の目視試験に着手した。


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