東芝MRI装置受賞 エコプロダクツ大賞 環境への配慮を評価

環境負荷の低減に配慮したすぐれた製品・サービスを表彰する「第11回エコプロダクツ大賞」が11月26日発表され、エコプロダクツ部門で東芝メディカルシステムズの「超電導磁石式全身MRI装置Vantage Elan」がエコプロダクツ大賞推進協議会会長賞を受賞した。MRI装置として求められる機能性等を満たした上で、従来製品との比較し省電力化と省資源化を向上し、設置に伴う資材、希少資源や有害物質、輸送時における梱包材及びエネルギーが削減される点が評価された。

エコサービス部門では、東芝ライテックの「文化財向け環境配慮照明システム」が同賞を受賞しており、東芝グループはエコプロダクツ大賞で6年連続受賞。同グループでは、今回受賞した2製品をはじめとして、材料調達・製造・使用・廃棄といった製品ライフサイクルの全ての段階で環境に配慮した環境調和型製品を「エクセレントECP」として認定している。

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同大賞「審査委員長特別賞(奨励賞)」では、大七酒造(福島県二本松市)の「超扁平精米技術を用いた清酒」が日本酒業界で初受賞した。

同技術では、玄米の表面にある糠分を満遍なく取り除き、特に最も表面積が大きいのに最も削りにくい厚み部分のヌカを徹底的に除去。通常の精米に比べ正しく削るべきところだけを削っているため、精米歩合は50%に留まり、原材料である米の廃棄量や使用量を大幅に削減している。


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