「本物の復興を実現」 福島県知事 県議会で所信表明

内堀雅雄・福島県知事は4日、県議会の定例会開会に際して、所信表明を行い、今後の県政運営の基本姿勢・方針を述べた。

県政の基本姿勢として、知事は、「継往開来」、「現場主義」、「進取果敢」を掲げ、「本物の復興を実現していくためには、これまでの取組の成果をしっかりと受け継ぎつつも、状況に応じて復興政策を柔軟に変えていく」考えを示した。

その上で、運営方針として、(1)県内原発の全基廃炉と事故の収束に力を注ぐ(2)現場の実情を見聞きし県政を創る(3)避難地域を復興させ県全体を元気にする(4)あらゆる場面でトップセールスを行う(5)住んで良かった・来て良かったと思える「豊かな」ふくしまを創造する――ことをあげた。

トップセールスの実践について、知事は、翌5日にも首都圏情報発信拠点の「日本橋ふくしま館MIDETTE」で県産米の販売促進PRを行い、生産者の思いを直接消費者に訴えかけることで、風評払拭を図っていく考えを述べた。


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