関西電の高浜3、4号機 規制委、審査書案まとめ 九電・川内1、2号機に続いて2件目 1月16日まで意見募集を実施

原子力規制委員会は17日の定例会合において、関西電力高浜3、4号機(PWR、各87万kW)の新規制基準適合性に関する「審査書案」を取りまとめ、原子力委員会と経済産業省への意見聴取、および一般から意見募集を18日から1月16日の間、行うこととした。

新規制基準の「審査書案」がまとまるのは、既に、原子炉設置変更許可に至っている九州電力川内1、2号機に続き2件目となる。

関西電力は、新規制基準施行直後の13年7月に、同基の申請を行い、1年5か月もの年月を経てようやく「審査書案」の取りまとめ段階となった。規制委での審査は、同1、2号機の原子炉には燃料装荷をしないことを前提として行われた。従って、同1、2号機の運転を行う場合に、改めて3、4号機の設置変更許可申請を行うことが求められる。

関西電力では、高浜1、2号機について運転の継続をめざし特別点検を実施している。


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