実際の医療へ展開に向け提言 BNCT検討会議

大阪府、大阪府泉南郡熊取町、京都大学原子炉実験所を事務局とする「BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)実用化推進と拠点形成に向けた検討会議」は16日、2014年5月の設置以来3回にわたり進めてきた議論をとりまとめ、公表した。

がん細胞の選択的な破壊が可能であるBNCT療法の研究は、日本が世界をリードしており、今後実際の医療へ展開するための適応に向けてさらに研究開発とそのための環境整備が重要であるとし、1)自由度のある研究としてBNCTも実施可能な施設を整備2)研究拠点と連携した医療拠点を関西に設置3)専門知識を持つ人材を育てる取り組みを関西の研究拠点及び医療拠点が関連学会等と連携して推進4)本とりまとめに基づきガイドラインの作成や人材育成について関係学会等が主導――していくことを提言した。


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