エネミックスの議論開始へ エネ調に小委設置 需給構造の将来像 検討

経済産業省は12月26日、4月に閣議決定された新たなエネルギー基本計画の方針に基づき、現実的かつバランスの取れたエネルギー需給構造の将来像について検討を行うため、総合資源エネルギー調査会の基本政策分科会の下に、「長期エネルギー需給見通し小委員会」を設置すると発表した。また、同小委員会の下に、発電コストについて、過去の検証結果を踏まえ、最新のデータを反映し改めて試算を行う「発電コスト検証ワーキンググループ」も合わせて設置する。

エネルギー基本計画決定後、経産省は6月に、その具体化に向けて、総合資源エネルギー調査会の下に、省エネルギー小委員会、新エネルギー小委員会、原子力小委員会を設け、分野ごとの議論を進めてきた。

「長期エネルギー需給見通し小委員会」の委員長は、総合資源エネルギー調査会会長でもある坂根正弘氏(小松製作所相談役)が務め、その他の委員は以下の通り(敬称略)。伊藤麻美(日本電鍍工業代表取締役)、柏木孝夫(東京工業大学特命教授)、橘川武郎(一橋大学教授)、河野康子(全国消費者団体連絡会事務局長)、小山堅(日本エネルギー経済研究所常務理事)、高橋恭平(昭和電工会長)、高村ゆかり(名古屋大学教授)、中上英俊(住環境計画研究所会長)、野村浩二(慶応義塾大学准教授)、増田寛也(野村総合研究所顧問)、安井至(製品評価技術基盤機構理事長)、山地憲治(地球環境産業技術研究機構理事)、山名元(京都大学教授)。

「発電コスト検証ワーキンググループ」の委員は以下の通り(敬称略)。山地憲治(座長、前述)、秋池玲子(ボストンコンサルティンググループ パートナー&マネージング・ディレクター)、秋元圭吾(地球環境産業技術研究機構グループリーダー)、植田和弘(京都大学教授)、松尾雄司(日本エネルギー経済研究所主幹)、松村敏弘(東京大学教授)、山名元(前述)。


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