福島復興の円滑化など 原子力学会会長が会見 断層評価で委員会も

日本原子力学会の藤田玲子会長は7日、東京・港区の同学会本部で、年頭の記者会見を行い、福島住民の立場に立った情報提供・理解促進活動や、他学会とも協同した専門的調査の実施など、今後の抱負を述べた。

その中で、福島関連では、復興事業が円滑に進むよう、シンポジウム開催や専門家派遣を通じた健康影響や除染に関する理解促進活動を行う「福島特別プロジェクト」で、14年8月に女性を対象としたフォーラムを開催しているが、今後も、福島県内各地で継続的に実施し、農作物への影響など、住民の不安に応えていく考えを述べた。

また、学会横断型の取組としては、関連学協会の専門家の参画も得た断層の活動性と工学的リスク評価に関する専門委員会が昨秋より活動を始めていることが紹介された。


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