原子力委が審査書案「妥当」答申 高浜3、4号機

原子力委員会は21日、原子力規制委員会が諮問した高浜3、4号機が新基準に適合しているとした審査書案について、妥当であると答申した。

同答申は、再処理までの間、使用済み燃料は「適切に貯蔵・管理」される必要性があることに言及。これにはIAEAの保障措置協定に基づく保障措置が含まれ、規制委員会が適時・的確に保障措置検査を遂行することが重要とし、原子力委員会も随時状況を把握できることを期待すると添え書きが加えられた。

さらに阿部信泰原子力委員長代理は、(1)各国からの関心が高まっているプルトニウムに関して国の基本方針を順守すること(2)研究が進められている使用済み燃料処分の代替法について、将来的には柔軟性を持って考えること(3)万が一の事故発生時対応について、若狭湾にある他の原子炉が再稼働した場合についても考慮すること――などを意見として述べた。


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