ダンジネスB 運転期間10年延長 英国

英国の商業炉16基中15基を所有するEDFエナジー社は20日、ダンジネスB原子力発電所(AGR2基、各61.5万kW)の運転期間を10年延長して2028年までにすると発表した。

広範囲な安全性審査と原子力規制局(ONR)と共同実施した作業結果により決定したもので、このために総計1億5000万ポンドを投資することになる。また、ONRによる独自の安全審査も継続される。

この計画はEDF社がロンドンで開催した原子力新設計画に関する戦略的サプライヤーとの連携イベントで正式発表された。投資総額のうち7500万ポンドは制御室にあるコンピューター・システムのアップグレードに、また800万ポンドは洪水対策の強化に使用予定。ダンジネスBの改良は15基すべてのガス炉で運転期間を延長するという同社の大規模なプログラムの一部で、14基の新型ガス冷却炉(AGR)は、英国で25年ぶりの新設計画であるヒンクリーポイントC原発が完成する23年までは稼働させておく方針だ。


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