[原子力産業新聞] 2015年2月26日 第2756号 ＜2面＞

東通破砕帯　レビューで意見　東北電力

東北電力は１８日、東通原子力発電所敷地内の破砕帯について、原子力規制委員会の評価会合が示した報告書案に対し他のサイトの評価に係る有識者からの意見を求めたピアレビューの結果が、「調査データや模型実験結果、数値解析結果等に基づいた総合的・客観的な判断が十分なされておらず合理的な評価となっていない」などとするコメントを発表した。

規制委員会の評価会合が１２月に取りまとめた報告書案に関して、東北電力は「当社見解とは異なる見解が示された」としており、今回、２月１８日に行われたピアレビューを受けて、「ほぼ現状通りの内容」として、見直しの動きがないことを批判している。

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