24基目の新月城2送電網に接続 韓国

韓国水力・原子力会社(KHNP)は2月26日、同国で24基目の商業炉となる新月城原子力発電所2号機(PWR、100万kW)を初めて送電網に接続したと発表した。出力を段階的に上げる試運転を実施し、7月にも営業運転を開始する見通しだ。

同炉の設計は、コンバッション・エンジニアリング社(現ウェスチングハウス社)製「システム80+」の技術をベースに改良した「最適化炉(OPR)」で、2008年に最初のコンクリート打設を実施した。昨年11月14日に原子力安全委員会から運転許可を取得した後、同日中に最初の燃料装荷を完了。高温機能テストなどの試運転を104日間続けていた。

韓国では2013年5月、新古里1、2号機(各100万kWのOPR)と新月城1、2号機に安全性評価結果の偽造された制御ケーブルが設置されていることが判明。新月城2号機は当時、運転開始を控えて機器の動作審査段階にあったが、同年中に数か月かけてケーブルの交換が行われたと見られている。


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