1号建屋カバー解体へ 東京電力 福島第一対策工程

東京電力は16日、福島第一原子力発電所1号機の建屋カバー解体に向けた準備工事に着手した。

準備工事は、今後の使用済み燃料プール取り出しに向けて行うもので、部材位置測定システム、750トンクローラクレーンシステム、飛散防止剤散布装置、屋根パネル取外し用装置などの整備を1か月程度かけて実施し、完了後、屋根パネルに孔を開けて飛散防止剤を散布し、その後、パネル取り外しに入る。

また、東京電力は、合わせて今後の主な対策の工程について取りまとめた。それによると、汚染水の浄化処理ではタンク内60万トン余りは、事故当初の汚染水を除き5月までに処理を完了、タンクに起因する敷地境界実効線量1mSv/年未満は3月末に達成見通しとしている。

作業環境関係では、給食センターが3月完成で、大型休憩所については5月に完成するが、4月より順次食事場所を提供することとしている。


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