ロシアがインドに12基の原発建設などで合意
インドとロシア両国の政府は11日、「原子力平和利用分野における協力強化のための戦略的ビジョン」を公表した。既存の協力協定に基づいて今後20年間にロシアがインドのクダンクラム、およびその他のサイトで原子炉を少なくとも12基建設するなど、大規模な協力強化・拡大構想を明らかにしている。技術移転を通じて将来的にインド国内の業者から資機材調達し同国で燃料集合体製造を行うなど、核燃料サイクルと関連科学技術の協力強化を含めた意欲的な内容で、これらを実行に移す大臣級の調整委員会も年に一回開催する計画。90年代から続く友好関係を踏み台に、新たなレベルに到達した両国間の原子力協力は急速に加速度を増している。【後略】
(12月18日付号掲載)