米国:規制委の委員がワッツバー2号機の運転認可発給に同意
米テネシー州でワッツバー原子力発電所2号機(ウェスチングハウス社製PWR、120万kW)を建設中のテネシー峡谷開発公社(TVA)は5月27日、米原子力規制委員会(NRC)の委員達が同炉への運転認可発給権限を原子炉規制局(NRR)局長に一任することを票決したと発表した。これによりNRR局長は、同炉で残っている規制要求の対応が完了し次第、運転認可を発給することになる。ワッツバー2号機は同発電所サイトで1996年に1号機が運転開始して以来初の、20年ぶりの新設原子炉になる予定である。
TVAはNRCの動きについて、ワッツバー2号機が米国で今世紀最初の原子炉になるための重要な規制上のステップだと評価。NRCが自らの点検によって、同炉が厳しい規制要求と産業基準に則して建てられたと確信していることを示すものだとコメントした。